ポータブル電源の火災事故を知ると、「同じメーカーを使っているけれど大丈夫?」「リン酸鉄リチウムなら燃えない?」と不安になりますよね。
火災事故やリコールが公表された機種は実際にあります。
メーカー名だけで決めつけず、自分の製品名・型番・シリアル番号を公式のリコール情報と見比べることが大切です。
2026年9月4日、消費者庁はポータブル電源「N35-N」の火災を「製品起因が疑われる事故」として公表しました。
これは「製品そのものが原因の可能性がある」という区分です。
ただし、内部の電池セルが異常に熱くなった原因までは特定されておらず、今回の公表はリコールの案内ではありません。
ヒカリちゃん火災のニュースを見たけど、私のポータブル電源は大丈夫ですか?
ワット博士過去にあった実際の事故を元に、原因と対策を見ていこう!
この記事では、行政やメーカーが公表した資料をもとに、主な事故・リコール対象機種、自分の製品を確認する方法、火災を防ぐ使い方、異常時の行動を順番に整理します。
膨張・異臭・異音・いつもと違う発熱がある場合は、リコール対象外でも使用と充電をやめてください。
すでに煙や火が出ている場合は、製品より人の安全を優先し、離れて119番通報します。
- 煙や火が出ている:製品から離れ、安全な場所から119番通報する
- 膨張・異臭・異音・いつもと違う発熱・液漏れがある:使用と充電をやめ、自分で放電や持ち運びをせずメーカーへ相談する
- 異常はないが、対象か知りたい:本体ラベルを撮影し、型番と公式情報を確認する
- EcoFlow RIVER Proを使っている:使用をやめ、自主回収と返送前の手順を確認する
【2026年9月24日更新】最新の火災事故とリコール対象機種

2026年9月4日、消費者庁はポータブル電源「N35-N」の火災を「製品起因が疑われる事故」に分類しました。
これは、製品そのものが原因の可能性があるという区分です。
事務所で充電中に製品と周りが焼け、内部の電池セルが異常に熱くなって出火したとみられています。
ただし、電池セルが激しく焼けていたため、なぜ異常に熱くなったのかまでは特定されていません。
また、今回の公表はN35-Nのリコール告知ではありません。
事故の公表とリコールを混同せず、自分の製品の型番と最新の公式情報を確認してください。
- 行政資料でメーカー・機種・対応まで確認できた主な事例です
- 国内で起きたすべての火災事故を載せた表ではありません
- 掲載メーカーの全製品が危険という意味ではありません
- 販売台数も含めて比べたメーカー別の事故率ではありません
メーカー単位の危険ランキングとしては使えません。
画像がある製品は外観確認の参考です。
N35-Nは公表資料に製品画像がないため、型番のみ掲載しています。
色や仕様が似た製品もあるため、対象かどうかは、必ず本体ラベルの型番・シリアル番号で確認してください。
| メーカー・機種 | 公表された状況 | 原因について分かっていること | 必要な対応 |
|---|---|---|---|
| N35-N ジャパンブロードキャストソリューションズ株式会社 | 事務所で充電中、製品と周りが焼けた | 製品起因が疑われる事故。セルが異常発熱した原因は特定できず | 今回の公表はリコール告知ではない。異常時は使用中止 |
EcoFlow RIVER Pro | セルの異常発熱による火災事故が多発 | リコール理由は公表済み。2026年6月公表の3件は個別原因を調査中 | 使用中止。公式フォームから自主回収を申し込む。返送前はRIVER Pro専用の公式放電手順に従う |
EcoFlow EFDELTA 1300-JP | 火災事故を受けリコール対象を拡大 | 2026年6月の個別事故は原因を調査中 | 回収・DELTA 2へ無償交換 |
Willbe ML720i | バッテリーの劣化が原因とされる異常な発煙・発火 | 製品側の要因を公表 | 全数回収・無償交換(更新済み品も対象) |
EENOUR P5000PRO・F4000の対象となる製造時期・番号 | 一部の製造時期・番号が事業者の基準を満たしていない | 製品側の要因を公表 | 無償点検・アップグレード、または回収・返金 |
SUNVIC・SUPAREE UA1101・UA551 | 3件の火災事故 | 原因を特定できず | 回収・返金 |
PAOCK・amfun’sの対象となる製造時期・番号 | 電池セルから発火するおそれ | 発火のおそれを公表 | 回収・返金 |
iRoom ZXK-620 | 製品から出火する重大製品事故 | 公表ページで原因詳細を確認できず | 無償交換 |
Aiper ELECTRO500 | 製品の不備により発熱・発火のおそれ | 製品側の要因を公表 | 経済産業省の廃棄案内を確認 |
Jackery ポータブル電源700 | 他社製ACアダプターで充電中に火災 | 製品が原因かどうかを含め、原因を特定できず | 指定充電器を使い、異常時は使用中止 |
WillbeのML720iは、ファームウェアを更新した製品も回収・無償交換の対象です。
交換手続きが完了するまで使用を中止し、対象番号と手続きはWillbeの公式案内で確認してください。
表の製品名は、行政やメーカーが公表した資料へリンクしています。
型番や対象となる製造時期・番号、対応内容は変わることがあるため、自分の製品と見比べるときはリンク先の最新情報を確認してください。
【9月4日公表】N35-Nは「製品起因が疑われる事故」へ分類更新
この事故は2025年9月2日に「製品起因か不明」として公表され、2026年9月4日に「製品起因が疑われる事故」へ分類が更新されました。
| 管理番号 | A202500530 |
|---|---|
| 機種・型式 | N35-N |
| 事業者名 | ジャパンブロードキャストソリューションズ株式会社 |
| 事故発生日 | 2025年7月29日 |
| 公表日 | 2026年9月4日(原因区分の更新) |
| 事象 | 事務所で充電中、製品と周りが焼けた |
| 原因について分かっていること | 電池セルの異常発熱・出火が推定されたものの、異常発熱した原因は特定できず |
今回の公表は、N35-Nのリコール告知ではありません。
また、この1件だけで同社や他の製品すべてが危険だと判断することもできません。
出典:消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について(2026年9月4日)」
【7月17日公表】宿泊施設でポータブル電源の発煙火災
2026年7月17日、消費者庁は東京都の宿泊施設で起きたポータブル電源の発煙火災を公表しました。
| 管理番号 | A202600387 |
|---|---|
| 事故発生日 | 2026年7月6日 |
| 公表日 | 2026年7月17日 |
| 発生場所 | 東京都の宿泊施設 |
| 事象 | ポータブル電源から発煙する火災 |
| メーカー・機種 | 公表資料に記載なし |
| 原因 | 使用状況を含め調査中 |
7月17日は事故が起きた日ではなく、公表日です。
メーカーや電池種類、使用者の行動は明らかになっていないため、推測で原因を決めることはできません。
出典:消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について(2026年7月17日)」
【6月26日公表】EFDELTA 1300-JPの火災事故
6月26日に公表されたEFDELTA 1300-JPの事故では、車内に置かれていた製品と周りが焼けました。
個別事故の原因は調査中で、既存のリコール事象と同じ原因かも分かっていません。
リコール対象は29,000台で、回収率は2026年6月16日時点で42.0%です。
本体底面のシールにある「D」から始まる15桁のシリアル番号を確認します。
対象者は、EcoFlow公式の手順に沿って使用を止め、回収・無償交換を確認してください。
EFDELTAの対象者には、事業者が指定する放電・保管手順があります。
この手順を、発煙中の製品や他の異常がある製品へ自分の判断で当てはめないでください。
出典:消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について(2026年6月26日)」
公式対応:EcoFlow「EFDELTA回収・交換プログラム」
【6月5日公表】RIVER Proで3件の火災、原因は調査中
6月5日には、EcoFlow RIVER Pro本体が焼けた3件の火災が公表されました。
3件それぞれの原因は調査中です。
RIVER Proのリコール理由は「セルの異常発熱による火災事故が多発したため」と公表されています。
ただし、今回の3件が同じ原因だったかは現時点で分かっていません。
対象型番は、RIVER Pro本体のEFRIVER600PRO-JPと専用エクストラバッテリーです。
2026年6月1日時点で、メーカーの対応が終わった割合は14.3%と公表されています。
対象品を使っている場合は、今は使用をやめてください。
自主回収の受付は2026年9月24日に始まりました。
- RIVER Pro本体の返送で、EcoFlow公式ストアの4万円分ギフトカード
- 専用エクストラバッテリーの返送で、1万円分ギフトカード
- ファームウェアを更新した対象品も自主回収の対象
- 返送前はRIVER Pro専用の公式手順で、家電につないで残量を0%まで減らし、電源を切ったあとは使用・充電しない
- EcoFlow会員登録をして、申込フォームへログインする
- 製品のシリアル番号を入力して「確認する」へ進む
- 申込内容の確認後、10営業日以内を目安に梱包資材と返送用送り状が発送される
- 梱包資材の到着後、7営業日以内を目安に、残量を0%まで放電して付属の耐火シートで梱包・返送する
- 製品の受領・確認後、7営業日以内を目安にギフトカードが発行される
RIVER Pro本体と専用エクストラバッテリーの両方を持っている場合は、製品ごとに分けて申し込みます。
残量を減らしている間は、その場を離れないでください。
取扱説明書や家電の表示で、消費電力が600W以下だと確認できる家電を使います。
直射日光、高温の車内、熱源の近く、壊れたプラグやケーブルは避けてください。
残量が0%になったら電源を切り、使用も充電もせず、高温多湿を避けた風通しのよい場所で保管します。
この手順は、異常が起きていないRIVER Pro対象品を返送するための準備です。
発煙・発火中の製品、別機種、膨張・破損・水濡れなどの異常がある製品には行わないでください。
出典:消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について(2026年6月5日)」
公式対応:EcoFlow「RIVER Pro自主回収・交換プログラム」
申込フォーム:EcoFlow「回収・ギフトカード交換受付フォーム」
返送前の手順:EcoFlow「RIVER Proの放電方法と注意事項」
【RIVER ProとRIVER 2 Proは別製品】名称の似た機種を混同しない
RIVER ProとRIVER 2 Proは、名前が似ていても別製品です。
2026年9月24日に確認したRIVER Pro自主回収の案内に、RIVER 2 Proは記載されていません。
| 製品名 | RIVER Pro自主回収の対象 | 確認する型番 |
|---|---|---|
| EcoFlow RIVER Pro | 対象 | EFRIVER600PRO-JP |
| RIVER Pro専用エクストラバッテリー | 対象 | EFRIVER600PRO-EB-JP |
| EcoFlow RIVER 2 Pro | 自主回収の案内に記載なし | 自分の製品のラベルを確認 |
RIVER 2 Proが今回の一覧にないことは、製品の安全性全般を保証する意味ではありません。
製品名だけでなく、型番と最新の公式情報まで確認してください。
ワット博士製品名が似ていても、型番まで確認すると取り違えを防げるよ。
自分のポータブル電源は大丈夫?3分でできるリコール確認

ブランド名だけでは、自分の製品が対象か判断できません。
製品名、型番、シリアル番号、公式対応の4点を順番に確認します。
- 1.本体ラベルを撮影する
- 2.行政・メーカーの公式ページで見比べる
- 3.更新・回収・交換の案内に従う
本体ラベルで製品名・型番・シリアル番号を確認する
本体ラベルは、底面・背面・側面などにあります。
場所は製品ごとに異なるため、取扱説明書も確認してください。
製品名だけでなく、英数字の型番とシリアル番号までスマホで撮影しておくと、公式ページと見比べやすくなります。
ラベルが読めない場合は、購入履歴やメーカー窓口で確認します。
経済産業省・消費者庁・メーカー公式ページで見比べる
検索結果のまとめだけで判断せず、行政やメーカーの公式ページを開きます。
対象となる製造時期・番号やシリアル番号、対応内容が更新されることがあるからです。
- 経済産業省のリコール情報でメーカー・型番を確認
- 消費者庁の重大製品事故情報で直近の公表を確認
- メーカー公式ページで対象となる製造時期・番号、シリアル番号、対応手順を確認
型番が一致しても、対象となる製造時期・番号やシリアル番号まで確認してください。
対象なら使用を止め、更新・回収・交換の案内に従う
リコールの対応は製品ごとに異なります。
ファームウェア更新、回収、交換、返金など、公式ページに書かれた方法を優先してください。
対象品は、個別事故の原因が分かるまで待たず、使用をやめて公式案内に従ってください。
メーカーが指定した放電・返送手順は、その対象製品だけに使います。
別機種や、膨張・破損・発熱などの異常がある製品へ、自分の判断で当てはめないでください。
対象外でも膨張・異臭・異音・異常発熱があれば使用を中止する
リコール対象外だからといって、今ある異常を無視してよいわけではありません。
- 本体やバッテリーの膨張・変形
- 焦げたような異臭
- これまでになかった異音
- 普段とは明らかに違う発熱
- 液漏れ、充電・出力の不安定
煙や火が出ていない場合でも、異常を確認するために充電したり電源を入れたりして確かめず、メーカーや購入店へ相談してください。
ヒカリちゃん対象外でも、いつもと違うサインがあれば使わない方が安心ですね。
なぜ火災が起きた?公式資料で分かった原因と調査中の事例

火災事故が起きたことと、原因が確定したことは別です。
リコール理由が公表されていても、あとから起きた個別事故が同じ原因とは限りません。
| 公表の区分 | 読み方 | 主な例 |
|---|---|---|
| 製品側の要因を公表 | 異常発熱、劣化、基準未達などを行政・メーカーが公表 | RIVER Pro、ML720i、EENOURの対象となる製造時期・番号 |
| 発火のおそれ | 継続使用による危険を理由に回収などを実施 | PAOCK・amfun’s、Aiper |
| 原因調査中・特定できず | 火災の事実は確認されても原因を断定できない | 7月17日事故、EFDELTA最新事故、SUNVIC・SUPAREE、Jackery 700 |
セルの異常発熱・バッテリー劣化が公表された事例
RIVER Proはセルの異常発熱、Willbe ML720iはバッテリーの劣化が原因とされる異常な発煙・発火が、リコール理由として公表されています。
EFDELTAは、2023年に一部製造分の内蔵電池の不具合が公表されました。
その後、2025年に火災事故を受けて対象が拡大されています。
ただし、2026年6月公表の事故まで同じ原因だったと断定することはできません。
セルの異常発熱や劣化は公表された要因の一部であり、すべてのポータブル電源火災に共通する原因ではありません。
一部の製造時期・番号が基準を満たさない製品や、発火のおそれによるリコール
EENOURのP5000PRO・F4000は、一部の製造時期・番号が事業者の基準を満たしていないと公表されました。
Aiper ELECTRO500は製品の不備、PAOCK・amfun’sの対象範囲は電池セルから発火するおそれが理由です。
対象機種・型番・製造時期を確認して対応する必要があります。
「発火のおそれ」という公表だけでは、そのメーカー全体の事故率や、全製品の危険性までは分かりません。
原因を特定できていない事故もある
SUNVIC・SUPAREEは3件の火災が公表されていますが、原因は特定されていません。
Jackery ポータブル電源700は他社製ACアダプターで充電中に火災が起きたものの、製品起因かを含め原因特定に至りませんでした。
「他社製ACアダプターを使っていた」と「それが事故原因だった」は同じ意味ではありません。
分かっている事実と、原因の推測を分ける必要があります。
ワット博士事故速報と原因確定は別なので、調査中を推測で埋めないことが大切だよ。
リン酸鉄リチウムなら火災は起きない?

リン酸鉄リチウム電池(LFP)は、NCM系(三元系など)の電池より熱安定性が高い傾向があります。
だからといって、火災の可能性がゼロになるわけではありません。
リン酸鉄リチウムでも「絶対に発火しない」とは言えない
電池セルだけを比べた実験では、LFPはNCM系より、電池が異常に発熱し続ける「熱暴走」が起きにくく、反応も穏やかな傾向が示されています。
一方、LFPでも条件が重なれば熱暴走が起き、燃えやすいガスや体に有害なガスが出る可能性があります。
| 確認できること | そこからは言えないこと |
|---|---|
| セル単位の比較でNCM系より熱安定性が高い結果 | 市販のLFPポータブル電源は絶対に発火しない |
| NCM系より熱暴走が穏やかな傾向 | 高温車内や衝撃、水濡れでも安全 |
| LFPでも熱暴走やガス発生は起こり得る | 電池種類だけで製品全体の安全性が決まる |
「比較的熱安定性が高い」と「発火しない」は別です。
参考論文:LFP・NCM電池の熱暴走特性とガス組成の比較
参考論文:リチウムイオン電池の熱暴走挙動と発生ガスの研究
電池種類だけでなく保護設計・リコール・使い方を確認する
ポータブル電源の安全性は、電池セルの種類だけでは決まりません。
バッテリー管理システム(BMS)、充電の制御、製造時の管理、本体のつくり、冷却方法、使い方まで合わせて考えます。
- セル品質と製造管理
- BMS・充電制御などの保護設計
- 対象型番のリコール・更新情報
- メーカー指定の充電方法
- 高温、衝撃、水濡れを避ける使用環境
電池種類は判断材料の一つです。
型番・保護設計・リコール・使い方まで確認しましょう。
ヒカリちゃんリン酸鉄という名前だけで、使い方まで安心してはいけないんですね。
ポータブル電源の火災を防ぐ充電・使用・保管の注意点

火災リスクを減らす基本は、燃えやすい物、高温、強い衝撃、水濡れ、指定外の充電方法を避けることです。
リコールやファームウェア更新も定期的に確認します。
- 布、紙、寝具など燃えやすい物を周囲に置かない
- 異常に気づける場所で充電する
- 取扱説明書に指定された充電方法・充電器を使う
- 吸排気口をふさがない
- 使えるW数の上限と、使用できる温度を確認する
- 異臭・異音・異常発熱があれば止める
- 落下・水濡れ後は、無理に電源を入れて確かめない
- 真夏の車内や直射日光を避ける
- 暖房器具の近く、高温多湿、水がかかる場所を避ける
- 長期保管時の残量はメーカー指定を確認する
- 定期的に膨張・変形・端子の異常を見る
周囲に燃えやすい物を置かず、異常を確認できる場所で充電する
充電中は本体や充電器が温かくなることがあります。
熱がこもらない場所へ置き、周囲に布、紙、衣類、寝具などを置かないようにします。
布団や衣類のそば、玄関や通路など逃げ道をふさぐ場所では充電しないでください。
就寝中の充電や、フル充電後につないだままにできるかは機種によって異なります。
充電・保管時の考え方はこちらで詳しく確認できます。

真夏の車内・直射日光・高温になる場所を避ける
ポータブル電源を、真夏の閉め切った車内へ放置しないでください。
使用できる温度と保管できる温度は機種ごとに違うため、取扱説明書を確認します。
6月26日のEFDELTA事故は車両内で発生しましたが、高温が原因と確定したわけではありません。
「車内で起きた」という事実と、原因の推測は分けて考えます。
車中泊で使う家電やエンジンを止めたあとの考え方は、私の車中泊経験と、実際に持っている製品を使った結果に分けて整理しています。

落下・強い衝撃・水濡れの後は使用前に異常を確認する
外側に傷が少なくても、内部に影響がないとは言い切れません。
落下・強い衝撃・水濡れのあとに異常がある場合は、充電したり電源を入れたりして確かめず、メーカーや購入店へ相談します。
内部を自分で確認しようとして分解したり、急に冷やしたりしないでください。
指定された充電器を使い、リコール・更新情報を確認する
端子が合うだけで、他社製の充電器やACアダプターを使ってよいとは限りません。
取扱説明書に指定された方法で充電します。
延長コードを使う場合も、コードが安全に流せる電力の上限、巻いたまま使わないこと、差込口の異常などを確認します。

長く使っている製品は、年数だけで寿命を決めず、電池種類、サイクル数、保管環境、異常の有無を確認してください。

取扱説明書、リコール、ファームウェア更新を定期的に確認することも、安全対策の一つです。
ワット博士難しい対策より、熱・衝撃・水・充電方法を毎回確認することが基本だよ。
発煙・異臭・異音・火災が起きたときの行動

- 大声で周囲へ知らせる
- 製品から離れる
- 自分と周囲の人の安全を確保する
- 安全な場所から119番通報する
発煙・発火中の製品を無理に運ばないでください。
炎が収まっても触れず、もう一度燃え出す可能性に備えて消防隊を待ちます。
異常を感じたら使用を中止し、無理に動かさない
まだ煙や火が出ていない場合は、使用と充電を中止します。
煙や火がなく、安全に操作できる場合に限り、電源を切る・充電ケーブルを外す対応をします。
- 分解して内部を確認する
- 水や保冷剤で急に冷やす
- 自己判断で残量0%まで放電する
- 異常を確かめるために充電したり電源を入れたりする
リコール対象であれば、その製品に指定された手順へ従います。
発煙・発火している場合は、メーカーへの連絡より先に避難と119番通報を優先してください。
出火したら周囲へ知らせ、離れて119番通報する
出火したら周囲へ知らせ、製品から離れます。
安全な場所から119番へ通報し、「ポータブル電源・リチウムイオン電池からの火災」と伝えてください。
煙を吸わないよう距離を取り、消防隊の指示に従います。
炎が見えなくなっても、内部で反応が続いてもう一度燃え出す可能性があります。
迷ったら、製品ではなく人の安全を優先して119番通報します。
小型製品向けの消火方法を、そのままポータブル電源へ使わない
総務省消防庁は、モバイルバッテリーなどの小型製品について、消火器や大量の水、水没などの火が小さい段階での消火方法を案内しています。
しかし、ポータブル電源は容量や大きさに幅があります。
小型モバイルバッテリー向けの消火手順を、大型のポータブル電源へそのまま当てはめないでください。
「必ず水をかける」「水をかけてはいけない」のどちらかに決めつけず、避難と119番通報を優先し、現場と製品に応じた消防の指示へ従います。
出典:総務省消防庁「リチウムイオン電池による火災事故について」
参考:消費者庁「ポータブル電源の事故に注意」
リコール品・破損品は普通ごみに出さず、回収先を確認する
自治体の指定を確認しないまま、普通ごみや一般的な小型家電回収ボックスへ入れないでください。
メーカー・販売店・自治体へ、ポータブル電源の型番と状態を伝えて回収方法を確認します。
膨張・破損・水濡れがある場合は、持ち運び方も自己判断せず、先に回収先へ相談してください。

ポータブル電源の火災でよくある質問

【まとめ】メーカー名ではなく、型番と公式の対応を確認しよう

火災事故が起きたメーカー名だけで、そのメーカーの全製品を安全・危険と決めることはできません。
特定機種のリコール理由が公表されていても、個別事故の原因が調査中の場合もあります。
まずは、実際に使っている製品の名前・型番・シリアル番号を確認し、行政やメーカーの公式情報と見比べてください。
- 製品名・型番・シリアル番号
- 最新のリコール情報
- ファームウェア更新・回収・交換の有無
- 異常時の使用中止と119番通報
今できる最初の行動は、実際に使っている製品のラベルを撮影し、公式のリコール情報と見比べることです。
ヒカリちゃんメーカー名だけで怖がらず、型番と公式対応を確認すればいいんですね。
買い替えが必要になったときは、事故の有無だけでなく、安全情報の分かりやすさ、保証、国内サポートまで確認すると選びやすくなります。











